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平成20年6月25日 第216号                    

「点滴作り置き・患者からセラチア菌検出」報道について
看護部長 松島眞巳
  作り置きの点滴からセラチア菌に感染した事がテレビ等で報道されています。そこで当院の現状についてお知らせいたします
 セラチア菌は水や土壌に広く分布しており、病院のみならず一般家庭においても洗面台などの湿った環境に存在します。一般の健康な人に対しては、平素は無害ですが、体力の弱った患者さんに移った場合、いろいろな感染症を起こし、血液に入ると死亡することもあります。

 まず当院の点滴を施行する時の手順についてお知らせします。
  ・ 点滴溶解台は、ウルトラクオート(肝炎ウイルスなど幅広く効果あり)で清拭し、
   その台の上で作業を行う。
  ・準備する前は必ず手洗いをする。
  ・ 薬剤をミキシング(混合)する時は、注射器及び注射針は、1ボトルごとに使用し
   廃棄する。
  ・ ミキシング後は、できる限り早期に患者さんに点滴する。

 ミキシング後、患者さんへ施行する時間の当院の現状を調査しましたところ、概ね30分以内に点滴していました。しかし夜間などのナースの人数が少ない時は、30分から1時間以内の施行でした。何分以内に点滴をしなくてはならないという基準はありませんが、今後もできるだけ早く施行し、感染がおこらないよう努めていきます。
   これまでにセラチア菌が原因とされる院内感染事例が全国で報告されていますが、当院はこれまでセラチア菌の院内感染発生事例はありません。しかし他病院での発生等の情報や厚生労働省の通知等から、その時々でいろいろ対策をおこなってきております。
  たとえば
  ・アルコール綿(注射時の消毒綿)の作り置きによる感染の報告がありますが、
   当院では、アルコール綿は個別包装で一回の使い切りタイプを使用しています。
  ・消毒薬の作り置きもしていません。
    ・入院中の吸入器は、個人貸出とし、患者間の使い回しをしていません。退院された
   後は、器具の滅菌をしております。
  ・点滴ロックをするためのヘパリンにより感染がおきたとの報告がありましたので
   当院は、一患者一本のヘパリン注射液を使用して点滴ルートのロックをおこなっています。
  ・手洗い石鹸の容器の継ぎ足しによる感染の報告もありますが、当院では、石鹸の
   継ぎ足しは行っておりません。
 今後も院内感染防止のための教育と研修を続けていき、患者さんが安心して
 受診できる病院をめざしていきますのでよろしくお願い致します。







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