![]() 平成20年6月27日 第218号 |
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めまい・耳鳴り・頭痛の専門外来のお知らせ |
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耳鼻咽腔科 松尾隆晶 |
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反復するめまいや頑固な耳鳴り、慢性的に持続する頭痛で悩んでおられる患者さんのために毎週金曜日の午後3時30分から4時30分まで(予約制)(4時30分からの一般外来時間前)の時間帯に専門外来を新設しました。 めまい、耳鳴り、頭痛はお互いに関連し合うことが多い症状であり、あまりにも日常一般的な医学症状です。それゆえにめまい、耳鳴りについては患者さんも医師側もよくわからないままになんとなく治まればそのまま見過ごされやすい症状でもあります。また、「めまいはなくなったのだが、なにか頭がすっきりとしない」などと完全に治っていない状態を引きずることも多くあります。ほとんどのめまいには必ず何か原因や誘引がありますので「頭や耳や体の中になにか異変がある」とか「生活習慣や生活態度に問題あり」と知らせくれる警告サインと受け止め、対処していきましょう。 慢性化しためまい患者さんの多くは、目が回る感覚ではなく、「歩いたり、体を動かしたりした時にフアフアする、ふらつく」、「急に頭だけを動かしたり、振り向いたりした時に頭がクラッとして頭・体が自分の思う所で止まらない感覚が出る」などのめまい症状が持続しています。また患者さんによっては「立ちくらみがとれない」などと表現したりすることもあります。また別の患者さんによれば、「後ろ頭が重たい、首がこりやすい」、「頭全体が重たい」などとめまいよりも頭痛に近い症状を前面に訴えることもあります。慢性中耳炎の患者さんがめまいを合併してきたケースなどでは、「頭が悪い」と岡山方言でよく言われ、軽い吐き気のために「食欲がない」ことも前面にでることがあります。実はこれらの症状はいずれも軽いめまいが持続している慢性の症状なのです。 慢性的に持続するめまい・耳鳴り・頭痛を訴える患者さんの多くは「脳腫瘍ではないか」と心配していますので脳MRIを施行してそうではないことを確かめます。一方、急に激しいめまいがして救急車で来院された場合にはいつも「脳梗塞」の可能性を考えておりますが、中・高齢の慢性めまい患者さん場合、基礎疾患の合併も多いので、脳梗塞とまでは行かないまでも手前の病態である脳血流の循環不全という状態が多いようです。やはり基礎疾患を見つめなおすことが大事な作業となります。 | |
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耳鳴りについては、大概は耳鳴りのあるほうに難聴を伴うことが多いです。そして静かになると耳鳴りがしてとくに夜は寝つきが悪いと言われ、またよく眠れないと耳鳴りがひどくなるとおっしゃる患者さんが多いです。さらに高血圧症の合併をお持ちの方が頑固で難治性が多いようです。というわけで耳鳴りは最近では脳圧、睡眠や睡眠時無呼吸との関連性に注目しております。
最後に慢性頭痛についてですが、多いのは筋緊張性頭痛と偏頭痛が多く、致命的なものは少ないですが、脳MRIは必ずとりましょう。その際によく、耳鼻科的な頭痛の原因として慢性・急性副鼻腔炎が見つかることがあります。まったく治療法が変わってきます。また、慢性のめまいはしばしば緊張性頭痛を引き起こしてきます。これも薬で楽になってきますので、ぜひこの専門外来にて相談をしてみてください。
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