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平成10年9月18日 第82号
マンモグラフィーのすすめ
(日医ニュース No35 青木照明先生指導をそのまま転載しています)
より確かな乳がん検診のために
最近、集団乳がん検診は、乳がんの早期発見
にあまり寄与していないので受ける価値がない
のでは、との報道がありました。実際のところ
集団検診は、乳房の視診・触診のみで行われる
ことが多いので、触知できないような微細な病
変を発見しにくいことがその大きな理由として
考えられます。
したがって、その欠点を補うマンモグラフィー
などの検査方法を追加することで、乳がんの早
期発見に役立てることができるわけです。
マンモグラフィーとは?
単純乳房撮影法といわれるレン
トゲン検査で、胸部や腹部のレン
トゲン検査よりも弱いエックス線
で乳房の幅を撮影するものがマン
モグラフィーです。乳房を上下と
左右から板ではさみ、乳房用エッ
クス線装置で撮影します。
乳がんの場合、砂をまいたよう
な非常に小さな石灰化像(右写真参
照)や、不整形な腫瘤影が見られ
ます。古い乳腺炎や乳腺症の場合
には、比較的大きな石灰化像が見ら
れ、乳がんと区別するのに役立ちま
す。
しこりを触れなくても、年に1度の検診を
乳がんは年々増加の傾向を示しています。かつては乳房をすべて切り取る 手術が多く行われていましたが、現在では早期に発見すれば、乳房の一部を 切り取るだけですむような乳房温存手術が積極的に行われています。
一般的に、乳がんがはっきりとしたしこりとして触れるようになるまでに は7〜10年くらいかかるといわれています。早期発見のために、35歳を 過ぎたら、たとえ乳房にしこりを触れなくても、最低1年に1回はマンモグ ラフィーを含む乳がん検診を受けられることをおすすめします。
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