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平成11年1月21日 第86号
院長 中島 弘二
親友として30年以上おつき合いして頂き最も気心の知れた岡村一博先生に、この度招聘されまして、岡村一心堂病院の一員に加えて頂くことになりました。岡村先生の医療に対する理念と理想の高さとそれを実行するバイタリテイにはいつも敬服していました。岡村一心堂病院の開院式に参加させて頂き、病院内を案内していただいたとき、その合理的な設計に驚かされました。各部所の配置は無駄のない設計となっており、患者さんのためを考えた病室、看護婦さんが働き易い動線の短い病棟、設計面だけでなくテレビの天井吊り、これはアメリカでの実習病院がそうでした。看護婦さんの顔がテレビに写るなど当時としては斬新なアイデアでしたが現在でもそうです。患者さんはとても快適に入院生活ができ職員にとっても働きやすい職場であり、この病院は絶対成功すると確信していました。さらに驚くことにその当時では最先端のパソコンによるLANの構築を独自で行って成功していることにあります。東京のある有名病院のコンピューターネットワークより優れた面が多くあります。コンピューターの業者に任せて失敗している病院も多くあります。 一心堂病院でのこれらの成功により次々と新しい高度な医療機械が導入されることになりました。日本で24台しかなく中国地方では1台しかないガンマナイフという革命的な脳外科治療機械が稼働し成功しているのはこのような高機能病院としての基礎が設備的にも人的にもしっかりと出来上がっているためだと思います。 東京で岡村一心堂病院のお話をしますと「そんな素晴らしい病院がほんとに実在するのか?」と驚かれます。 医療機器設備だけではなく、日本医療機能評価機構(B)の認定病院に中国地方の第一号として合格されたことは、それを専門とする第三者の客観的な評価により、おりがみ付の優良病院であることが証明されたことになります。このように岡村一心堂病院は小粒ではありますが、近代的な優良病院として確立されました。病院は大きければ良いというものではありません。病院ほど各種の職業の人たちが集まっている職場はありません。しかもそのほとんどの人が国家資格を持った専門職です。 それぞれの専門職の役割分担は決まっていますが、それだけをやれば良いというものではありません。職員の一人一人がお互いに認めあい助け合ってデッドスペースが出来ないように協力しあい、患者さんのために働く気持ちが必要です。チームワークがなければ病院は動きません。岡村一心堂病院はこのソフトの面でも優れています。 このような高機能病院の一員としてこれから働かせて頂くことは最高の幸せです。私がこれまで学び経験してきたことが少しでも患者さんのため、病院のためになるよう努力いたします。さらなる病院の発展に貢献するために一生懸命勉強し、働きます。 皆さまの御指導と御鞭撻をお願いいたします。 |