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TP (総蛋白) |
血液の中を流れているすべての蛋白の量です。脱水や膠原病、慢性の感染症などで高くなります。蛋白の合成力の低下する重症の肝障害や尿中に大量の蛋白が漏れる腎障害がある場合に低くなります。 |
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ALB (アルブミン) |
肝臓で作られる蛋白の一種で栄養状態の把握や肝機能障害の程度をみます。栄養が十分に摂取できなかったり重症の肝障害、体外への喪失がある場合低くなります。 |
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A/G比 (アルブミン/ グロブリン比) |
グロブリンは主として免疫細胞で作られる蛋白で、各種の免疫成分が含まれています。アルブミンとグロブリンの比率で蛋白代謝の様子をみます。 | |
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T-Bil (総ビリルビン) |
黄疸の原因となる色素です。総ビリルビンが1.5mg/dl 以上に高くなると白目など見た目にも黄疸がわかるようになります。肝臓、胆のう、胆管などに障害があると黄疸がでますが、これはビリルビンが増えたためです。 |
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ALP (アルカリ性 ホスファターゼ) |
肝臓や胆のうから出てくる酵素です。肝炎や胆のう炎で高くなりますが、胆道閉塞をおこす癌などでも高くなります。また、骨由来のものも含まれるので、成長期の子供は大人の2〜3倍にもなります。 |
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γ-GTP (ガンマーGTP) |
肝臓の細胞膜にある酵素です。肝炎や胆のう炎で高くなりますが、特にアルコールや薬剤の刺激により、膜から遊離して血中に出てきて高くなります。 |
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GOT |
心筋や肝臓の細胞内に多く存在する酵素です。心筋梗塞や肝炎で高くなります。 |
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GPT |
肝臓の細胞内に多く存在する酵素です。肝炎や肝損傷など肝臓の細胞がダメージを受けると高くなります。 |
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LDH |
肝臓、腎臓、筋肉、赤血球に多く存在する酵素です。心疾患、肝疾患をはじめ悪性腫瘍や白血病で高くなります。激しい運動のあとや小児も高い傾向があります。 | |
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T-Cho (総コレステロール) |
細胞膜を精製したりホルモンになったりする脂質のひとつであるコレステロールの血中の総和です。動脈硬化や糖尿病、ネフローゼで高くなります。体質的に高い人は食事療法と内服による治療が必要です。甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)や重症の肝障害で低くなります。 |
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Trig (中性脂肪) |
体の中の脂質のひとつでエネルギー源になります。動脈硬化や糖尿病で高くなります。食事の影響を受けやすく食後は高くなります。したがって、空腹時での検査が重要です。 |
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HDL-Cho (HDLコレステロール) |
善玉コレステロールで血管壁についた悪玉のコレステロールを取り除く役目をします。『動脈硬化防御因子』とも呼ばれ低いと動脈硬化を起こしやすくなります。 |
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LDL-Cho (LDLコレステロール) |
LDLコレステロールは悪玉コレステロールといわれこれが増加すると動脈硬化症が進行します。計算で求める式がありますが不正確なので直接測定法がよいでしょう。 |
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BUN (尿素窒素) |
体の老廃物の一種で腎臓の働きによって尿中へ排泄されます。そのため腎障害があると十分な排泄ができないため高くなりますが脱水や発熱でも高くなります。また、高蛋白食を摂取した場合にも高くなります。 | |
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Crea (クレアチニン) |
BUNと同様、老廃物の一種です。腎障害があると尿中への排泄が不十分になるため高くなりますが、BUNほど食事や腎障害以外の影響を受けません。女性に比べ男性の方がやや高めです。 |
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UA
(尿酸) |
尿酸は体の中で核酸中のプリン体(食物から摂取したり、エネルギーの燃えかす、細胞が壊れて作られます)が代謝されて最後にできあがった物質です。プリン体は毎日作られ、尿などから毎日排泄されています。この合成と排泄のバランスがうまくいっていると一定の尿酸値に保たれますが、食(特に肉類)の取りすぎや細胞が壊れたりして過剰に生成されるか、腎障害などにより十分な排泄ができないと血液中の尿酸の濃度が高くなります。尿酸は溶けにくいため長期間高い尿酸値のまま放置すると足の親指の付け根や膝にひっかかって炎症を起こします。(これが”痛風”です) 女性に比べ男性の方が少し高め(1.0-1.5mg/dl)にでます。尿酸値が8.0mg/dl以上が長期間続く時はその原因により食事療法や薬物療法が必要です。 |
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Ccr
(クレアチニンクリアランス) |
1分間に腎臓から尿中に排泄されるクレアチニンの量をみることで腎臓の障害の程度を判定します。腎臓の障害が高度になるほど値が低くなります。高齢になるにしたがって少し低くなります。 | |
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Amy (アミラーゼ) |
膵臓から出る消化酵素で、でん粉などの糖分を分解します。唾液の中にも多く存在します。膵炎や急性耳下腺炎(おたふくかぜ)で高くなります。 | |
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Glu,BS (血糖) |
血液の中にあるブドウ糖の濃度のことで、糖尿病の診断や経過観察に用いられます。糖尿病、耐糖能障害やホルモン異常があると高くなります。また、発熱や激しい痛み、ストレスなどで一過性に高くなることがあります。インスリンが過剰分泌される疾患やインスリンを投与しすぎると低くなります。血糖は極端に高かったり低かったりすると昏睡状態になります。食事の影響を受けやすく、食後は高くなりますので空腹時または食後2時間目の検査が重要です。空腹時血糖だけではっきりしない場合は糖負荷試験を行い判断します。(後述) |
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HbA1C (ヘモグロビンエーワンシー) |
ブドウ糖と結びついたヘモグロビンで、現時点より過去約1〜1.5ヶ月間の平均血糖値がわかるため、糖尿病の治療コントロールの良否にはかかせない検査です。 食事の影響を受けないため食後でも検査できます。したがって、糖尿病の方は常日頃から摂生していないと検査前だけ食事を控えてもこの検査でバレてしまいます。 |
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IRI (インスリン) |
膵臓より分泌されるホルモンで血糖を下げる作用があります。インスリンを測定することで膵臓の分泌機能判定や糖尿病の鑑別、耐糖障害や低血糖の原因が何か鑑別します。正常であれば、空腹時は低く、食事とともに高くなり、ピークに達した後だんだん低くなります。 |
| 糖負荷試験 | ブドウ糖が体の中へ入った時にすぐ対応できているか、対応時間はどのくらいかかっているかを調べる検査です。当院では75gのブドウ糖負荷試験を行います。負荷前に採血・採尿後75gのブドウ糖液を飲んでいただき、負荷の30分後、60分後、120分後(健診の種類によって負荷前、60分、120分の場合もあります)の血糖と尿糖を測定します。インスリンは負荷前と負荷後30分を測定します。 |
| 血糖値(mg/dl) | 結果の解釈 | ||
| 正常型 | 空腹時 120分 |
110未満 140未満 | 両者を満たすものを正常型とする |
| 糖尿病型 | 空腹時 120分 |
126未満 200未満 | いずれか満たすものを糖尿病とする |
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Na (ナトリウム) |
電解質(水に溶けて電気を通す性質のあるミネラル)のうちの一種で、体の水分量のバランスや浸透圧に大きくかかわっています。ホルモンによって調節されます。 脱水では高くなり嘔吐や下痢など体外への喪失があると低くなります。生命維持には重要な項目で乳幼児や老人では成人に比べ、値が変わりやすいので大切な検査です。 | |
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K (カリウム) |
電解質の一種で体液の酸塩基(酸性・アルカリ性)のバランスの調節にかかわっています。腎臓に大きな障害があったり、急激に細胞が壊れた時に高くなります。 カリウムが異常高値になると心臓の筋肉へも影響がでて、脈拍や心電図の波形異常が見られるようになります。 下痢や嘔吐など体外への喪失があると低くなります。また一部の利尿剤や下剤の服用で過剰に排泄された場合にも低くなりますので服用時にはカリウム濃度の測定が必要です。 カリウムが低くなると体がだるくなり、さらにひどくなると痙攣をおこしたりします。 | |
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Cl (クロール) |
電解質の一種でナトリウムと相関があり、水分量のバランスや浸透圧の調節をします。ナトリウムと同様、脱水では高くなり嘔吐や下痢で低くなります。 | |
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ECO2 (重炭酸) |
腎臓での酸塩基(酸性・アルカリ性)平衡の調節をします。酸塩基平衡は肺(呼吸)と腎臓で調節されますので一方が悪くなった場合は、 もう一方が代償でバランスをとるような仕組みになっています。 | |
| アニオンギャップ | ナトリウム・クロール・重炭酸のバランスをみます。 | |
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Ca (カルシウム) |
心臓や筋肉の収縮や神経の伝達に関与します。 カルシウムの調節は副甲状腺ホルモンやビタミンDが関係します。 副甲状腺機能亢進症やビタミンD中毒(取りすぎ)、悪性腫瘍の骨転移では高くなり、副甲状腺機能低下症やビタミンD欠乏、膵炎などで低くなります。低くなりすぎると筋肉の痙攣がおこります。 | |
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IP (無機リン) |
カルシウムと同様、副甲状腺ホルモンやビタミンDが関係します。 副甲状腺機能低下症で高くなり、副甲状腺機能亢進症で高くなります。 | |
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Fe (血清鉄) |
鉄は生体内で2/3が赤血球内のヘモグロビンとして、1/3が貯蔵鉄として肝臓や脾臓に存在します。 その為、血清鉄を測定により造血機能がわかります。 再生不良性貧血や体の臓器に鉄が沈着する疾患では高くなり、鉄欠乏性貧血や慢性の感染症では低くなります。 鉄欠乏性貧血は鉄剤の投与で改善されますが、大切なことは鉄欠乏の原因(偏食やダイエットによる摂取不足なのか、胃潰瘍など出血による喪失なのか)を調べて、その原因を治 療し、改善することです。 | |
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PSA (前立腺特異抗原) |
鉄ヒトの前立腺組織から発見された蛋白質の一種で、前立腺癌の有無をみます。 ただし、正常な組織にも存在しますので前立腺肥大などの良性疾患でも高くなることがあります。 この検査は、前立腺癌の診断の際、触診や画像診断など行った上での補助的な検査のひとつです。 最終的には前立腺の一部を採取(『生検』といいます)して細胞そのものを染色後、顕微鏡で見て診断(『病理学的診断』といいます)を行うこととなります。 | |
| その他の腫瘍マーカー | PSAと同様に各種の腫瘍の程度を表す様々な試薬を用いる方法があります。 腫瘍がある場合には指標となりますが、健常な方でも異常値を示すことがあり、逆に隠れた腫瘍があっても反応しないこともありますので、 これのみで確定判断することはありません。CEA、AFP などが用いられます。 | |
| * | 蛋白分画 |
蛋白異常をみます。電気泳動という処理をすると陽極(プラス側)よりアルブミン、α-1グロブリン、α2-グロブリン、β-グロブリン、γ-グロブリンの波がでます。
結果は%で表示されます。 アルブミン:上記を参照してください。 α1-グロブリン:炎症があると波が高く(%が高く)なります。 α2-グロブリン:炎症があると波が高く(%が高く)なります。 β-グロブリン:骨髄腫の一部や肝硬変で波が高く(%が高く)なります。 γ-グロブリン:慢性の炎症、骨髄腫の一部で波が高く(%が高く)なり、免疫不全で 波が低く(%が低く)なります。 |
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