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ガンマナイフとは


 1951年にX線チューブと定位脳局在測定器具を組み合
 わせた最初の定位脳放射線治療が行われました。これによ
 りレクセル教授は一回の照射によって、どのような深さに
 位置する病巣も感染や出血の危険を来たすことなく治療が
 できることを証明しました。
 そして頭蓋内の病巣に放射線を照射するこの治療方法を
 「定位脳放射線外科治療」と定義しました。病巣は時に、
 1mm3ほどの大きさで視床や脳幹など脳深部の危険な場所
 に位置することがあるため、治療には安全で正確かつ信頼
 のおける装置が適用されなければなりません。放射線外科
 治療装置には下記のような条件が必要とされます。

   1)放射線源エネルギーの安全性と
     アイソセンターの再現性
   2)正確な照射位置決定
   3)正確な照射線量測定
   4)短時間の治療
   5)安全性
   6)手技の簡便さ
   7)最少限の手術スタッフ
   8)品質保証

 1951年から1960年にかけて放射線外科治療に適し
 た線源と装置の開発が行われました。各種の実験が行われ
 ましたが、正確さ、信頼性、安全性、経済性、稼動性にお
 いて満足できる結果には至りませんでした。その後上記す
 べての要望を満たす装置としてガンマナイフが完成しまし
 た。コバルト60をエネルギー源として最初のガンマナイ
 フが1968年、ストックホルムに設置されました。この
 装置は当初、処置困難な疼痛や機能的疾患の治療用に設計
 されました。その後、このガンマナイフはすぐに脳腫瘍や
 脳動静脈奇形の治療にも使用されることとなりました。


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