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サーモトロン-RF8を用いたハイパーサーミアの臨床例 ◎びまん型肝細胞癌(カタログより) 京都大学医学部放射線科 |
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<患 者> 66歳、女性。 <主 訴> 右季肋部不快感。 <経 緯> 数年前より肝機能障害を指摘され ていたが、上記主訴により精密検査 を行った。 <診断所見> 肝右葉に12cm大のびまん性の腫 瘍と門脈本幹におよぶ腫瘍塞栓が指 摘された(図1)。 |
![]() 図1 治療前 図2 治療直後 |
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<治療方法・経過> 手術不能症例として、サーモトロン -RF8によるハイパーサーミアを16回 行った。その際に全身性発熱性免疫賦 賦活剤のOK-432(Picibanil)の投与 も併用した。腫瘍に著明な縮小効果が みられ、AFP値も著しい低下傾向を示 した。 |
![]() 図3 治療3年後 |
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<治療効果> 治療直後、腫瘍影はCT上では消失し(図2)、AFP値も術前の425,000ng/mlから 41ng/mlに低下した。その後もAFP値は低値を示していたが、3年後に軽度上昇した ため、精査を行ったところ左葉に再発を認め、腫瘤の摘出を行った。 その際に右葉の生検を行ったが腫瘍細胞の残存を認めなかった。患者は8年後の現在 も再発を認めず、元気に外来で経過観察を受けている。 |
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<考 察> ハイパーサーミアとOK-432の併用 で<著効の得られた症例である。我々 の施設でハイパーサーミアを行った深 部腫瘍の中で、最も症例数が多いのが 肝細胞癌であり、この症例はその契機 となった印象深い第1例目である。 |
![]() 図5 治療中のAFP値の変化 |
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