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糖尿病患者さんは、白血球の活力、免疫能が低下しており感染症に対する抵抗力が弱まっているために、その予防に気を配ることが大切です。 感染症をおこすと、糖尿病の病状は重くなり、脳血管疾患や心筋梗塞の誘因ともなるし、糖尿病昏睡や低血糖昏睡にも陥りやすくなるだけでなく、治療の時期を失うと、敗血症という致命的な事態をひきおこしかねません。 次に重要な予防対策をあげましょう。 ◎歯磨きの励行 糖尿病があると、虫歯や歯槽膿漏がおこりやすく、また治療もしにくいので、日 頃から口の中を清潔にしておくようにしましょう。 「朝起きたら歯を研ぐ」だけでは不十分で「一日三回、毎食後三十分以内に、三 分間しっかりみがく」という習憤を身につけましょう。 また、定期的に歯科を受診し歯の検診や歯垢・歯石を取り除いてもらうことをお すすめします。歯間ブラシの使用法も指導してもらいましょう。 ◎足の衛生 足の異常は、見ることと触ること以外では、なかなか発見しにくいことから、患 者さんによる早期発見、医師による早期治療がとても大切です。放置しておくと 重傷となり、足指や足を切断しなければならないこともあります。あなたの全体 重を支え、歩行を可能にしている大切な足を守ってください。 次に、予防の注意点をあげてみましょう。 (1)毎日、足と足指間を見て、水ぶくれや傷がないか確かめましょう。 (2)毎日、足をよく洗い、よく乾燥させましょう。 (3)入浴時は、熱湯や火傷に注意しましょう。 (4)足が寒くても、湯たんぽは使用しないでください。 (5)家のなかでもなるべく素足で歩かないようにしましょう。 (6)清潔で自分の足にあった靴下・靴をはきましょう。 (7)爪は、深爪にならないようにしましょう。 足は、私達の生活の中でとても大切だと思いますので、毎日大事にしてあげて ください。 ◎尿路感染症の予防 特に女性の患者さんに膀胱炎や急性腎孟炎がよくみられます。局所の不潔が原因 となるので、用便後や月経時の処置に気を配ってください。 排便後は、後ろから手を回し肛門を前から後の方向へふくことも予防の一つで す。排尿の我慢は禁物で、なるべく膀胱に尿をためないようにしましょう。 ◎皮膚を清潔に コントロールの状態が悪いと、ちょっとした傷でも化膿しやすい傾向がありま す。 日本では湿気が多いので、毎日入浴する様にして、清潔を保ってください。夏な ど汗をかいたときには、シャワーを浴びて、いつもさっぱりさせておきましょ う。 理容、美容のときには、頭のできもの、薬液によるアレルギ一などがあれば、必 ず申し出ましょう。 白髪染や化粧品にかぶれて重い皮膚炎にかかることもあります。 なお化膿してしまった場合には入浴は避けますが、なるべく早く医師の診察を受 けることが大切です。 |
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