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糖尿病のコントロールが良好であれば、健康人と同じように旅行を楽しむことができ ます。ただし、いつもと変わらない生活をする必要があります。つまりインスリンを毎 日注射している人であれば、旅行中も忘れずに注射し、食事もいくらお料理の種類が多 くでても、自分の状態に合った量を今までと同じように取らなければいけません。 夜行日帰りなどの無理なスケジュールは避け、帰宅後は家でゆっくり休養をとること も大切です。 こうすれば、レジャーもストレス解消に役立ち日常生活が豊かになるでしょう。 なお近年海外旅行をする人が急増していますが、前述のように普通の生活が出来る状 態であればいっこうにさしつかえないのです。 ただし、次の点には注意してください。 (1)出発前の準備 1.普段より良好なコントロール状態にしておく。 グリコHbA1cは7%以下に。事前に受診し、チェックをしましょう。 2.インスリン、内服薬、緊急用の食品などを機内持ち込み手荷物に必ず入れる。 (2)機内での生活について 1.機内食は高エネルギー、高脂肪、高蛋白食なので糖尿病用機内食をあらかじめ 予約しましょう。 2.機内では、脱水になりやすいので水分を多く取りましょう。 3.機内では肝臓のアルコール分解能力が低下するのでアルコールは控えめにしま しょう。 4.長時間機内で過ごす場合は、他の人に迷惑をかけないようにしながら折りを見 て歩行や屈伸運動、座席で出来るストレッチなどを試みましょう。 (3)旅行地での生活 1.時差症候群(Time Lag)、いわゆる時差ボケから早く脱出するために、目的地で は現地の生活時間に合わせ、午前中太陽の光を浴びるようにしましょう。 2.目的地では余裕を持ったスケジュールで行動し、無理のないよう心がけましょ う。日程がきっちりつまっているパックツアーは、あまり感心できません。 3.外国の食事は脂肪や蛋白質が多く、しかも高エネルギーですから、普段指示さ れている自分の食事単位を考えながら、食べ過ぎないように注意しましょう。 4.はき慣れた靴をはき、観光をしましょう。 観光は、絶好の運動療法の機会です。しかし低血糖に備えて、砂糖(ブドウ 糖)と乾パン類はいつも用意しておきましょう。 靴擦れなどを作らないように、細心の注意をしましょう。 |
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