腎臓内科

午前9:00-12:00 午後13:00-14:00
十川

十川 裕史

そがわ ゆうじ -非常勤-

 

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[ 場 所 ]
岡村一心堂病院 6階透析室

[ 透析ベッド数 ]
20

[ スタッフ ]
・腎臓内科医師1
・臨床工学技士9
・看護職員2

2022年4月現在、約60名の患者さんが人工透析を行っています。

[ 設 備 ]
・逆浸透RO水製造装置 JMSTW-1800R 東レメディカル
・透析液供給装置 TC-R 東レメディカル
・A・B粉末溶解装置
→ TP-AHI-R 東レメディカル
→ TP-BHI-R 東レメディカル
・血液透析装置 JMS(オンラインHDF対応含む)19台
・個人用透析装置 JMS 2台

1床は個室で重症患者さんや夜間の緊急透析に対応できる個人用透析装置を配備しています。

腎臓内科

人工透析は腎臓内科の専門医が担当しています。
通常は、他の医療機関からのご紹介や当院の治療の中で開始となります。

毎週水曜日 午後 13:00-14:00 十川

十川 裕史

そがわ ゆうじ -非常勤-

  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本透析医学会透析専門医
  • 日本腎臓学会腎臓専門医

透析とは


腎臓には血液をろ過し、尿として老廃物、有害物質や余分な水分を排出する機能があります。慢性腎不全などの理由により腎臓の機能が低下した患者さんに、透析装置を通して人工的に血液のろ過を行います。

・老廃物を取り除く
・余分な水分を取り除く
・血液が酸性にならないように電解質の調整を行う

透析は通常1週間に2〜3回、1回4〜5時間程実施します。

岡村一心堂病院の透析


1988年の病院開院以来、透析治療をおこなってきました。
内シャントの造設、シャント狭窄や閉塞に対するバルーン拡張にも対応しています。

近年では糖尿病の患者さんが増加し、腎性腎症から末期腎不全になる方が多くいます。透析患者さんの約半数は糖尿病性腎症からの方です。病気の性質から動脈硬化が進行することが多く、冠動脈疾患や末梢動脈疾患を合併している方も多くいます。QOL(生活の質)を保つため、冠動脈拡張術、下肢動脈狭窄や閉塞にたいする動脈拡張術も必要になります。時期を逸しないよう、注意深く診療を行っています。

臨床工学技士 – Medical Engineer –

医師の指示のもと生命維持に必要な重要な医療機器を操作、また機器の管理を行います。医学と工学の2つの専門性を備えています。日々の透析をはじめ、医療機器点検や透析患者さんのシャントエコーにも対応します。当院には9名が在籍しています。

日本臨床工学士会ではClinical Engineers、CEと表現しています。

シャントエコー


シャントの超音波検査

人工透析は、手術によって作られたシャントと呼ばれる動脈と静脈をつなぎ合わせた血管に針を刺して行われます。

このシャントは、時間の経過とともに血管の内部が狭くなり(狭窄)血液が流れにくくなることがあります。また、腫れたり、感染したりする合併症を引き起こすこともあります。このようなシャントの異常を超音波診断装置(エコー)を使って検査します。

透析室の看護

透析の準備、穿刺(針を刺す)・抜針(針を抜く)・止血をはじめ、約4時間におよぶ透析中に血圧低下がないかを1時間おきに確認します。

透析歴が長くなってくると、心血管系の合併症リスクが高くなるため、特に末梢動脈疾患予防のための “フットケア” に力を入れています。また、日常生活上の指導をおこなっています。患者さんとのコミュニケーションを大切にしています。

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