<肛門外来>

 

肛門外来は痔の治療に特化した症状別の外来です。標榜診療科としては肛門外科となります。肛門外来では、女性の来院に配慮した女性限定の曜日もございます。このページでは治療や疾患についても解説しています。

 

 

具体的な疾患

痔の種類と治療

硬化療法について

担当医の紹介

 

診療時間は、
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<具体的な疾患>

切れ痔(裂肛)、外痔核、痔ろう、内痔核

<痔の種類と治療

痔の種類と治療について

痔=外科的手術 ということではありません。日々の生活や食事などライフスタイルに起因することも多く、痔の種類や進行具体により対処や治療もさまざまです。痔についていくつかの種類と治療方法をご紹介します。

 


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 切れ痔(裂肛)
女性に多い痔です。便秘や下痢が原因となり、硬い便を無理やり出したり、下痢を繰り返して起こる切り傷です。出血量は少なく排便時や排便後しばらく痛みがあります。

治療は・・・
通常は保存療法となり食生活やライフスタイルを改善してお薬による治療を行います。再発を繰り返す場合は、傷が深くなったり、潰瘍のようになるので、指で肛門を広げるという手術(用手肛門拡張術)もあります。場合によっては肛門を広げたり閉めたりする筋肉である肛門括約筋を浅く切開し肛門が広がりやすくする外科的手術(内括約筋側方皮下切開術)もあります。

 

外痔核
肛門の外の皮膚部分の静脈がうっ血してできます。排便時の負担などで起こります。痛覚のある皮膚部分にできるため強い痛みをともないます。長時間座りっぱなしのお仕事の方は時々休憩をとりましょう。

治療は・・・
基本は保存療法になりますが、生活上の支障などにより手術適応となります。最も一般的なのが結紮(けっさつ)切除術になります。再発が少なく根本的な治療法です。

 

痔ろう
男性に多い痔になります。肛門腺が化膿し炎症が広がって肛門周囲膿瘍ができます。繰り返すとイラストのようにお尻の皮膚までのトンネルができ痔ろうとなります。38度以上の発熱や激しい痛み、お尻が熱をもったり、(肛門ではなく)お尻から膿がでるなどの症状があります。痔ろうは薬で治すことができませんので手術が必要になります。痔ろうは軟便や下痢に多くみられる傾向があります。

治療は・・・
皮膚までのトンネルである「ろう管」のできた場所によって異なり、肛門の変形や肛門括約筋の機能をできるだけ損なわないように、切開やくり抜く手術が行われます。

 

内痔核
内痔核は肛門の歯状線の内側にできる痔のことです。主な症状は出血です。初期はほとんど痛みを伴いませんが、進行すると、肛門の外に出てきたりします。(脱出や脱肛と言います。)はじめのうちは指で押せば戻りますが、そのうち戻らなくなり痛みを伴います。ここまでくると手術が必要です。

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<硬化療法について>

当院では、内痔核に対して「ジオン注」という注射薬を用いて、切らずに治す注射による硬化療法 ALTA療法(アルタ療法)を行っています。注射により内痔核を縮小、退縮させます。通常痛みを感じることはなく注射の所要時間は10分程度です。治療は1泊2日の入院で行います。傷が残らず入院期間も短いので切除のような手術と比較すると患者さんの負担は軽減されます。Ⅱ度、Ⅲ度の内痔核が対象となります。

このALTA療法は認定された医師のみが実施できる治療法のため、実施できる医療機関が限られます。当院では2名の医師が対応できます。

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<担当医>

お尻のことでなやんでいる方は、一度お気軽にご相談ください。

門田 一宣

もんでん かずのぶ

  • 日本外科学会 専門医
  • 四段階注射法 講習修了

 

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